高血圧になる確率…遺伝的要因と環境的要因

遺伝的要因の場合
　　　　　→【両親がそろって高血圧の場合】その子が高血圧になる確率は約50％
　　　　　→【片親だけが高血圧の場合】子が高血圧になる確率は30％前後

遺伝的要因の影響は約60％、環境的な因子は約40％と言われており、遺伝的要因と環境的要因が重なって高血圧を発症するケースがほとんどです。
統計的にみると、両親、おじ、おば、祖父母に高血圧や脳卒中が見られる人は高血圧になりやすいと言われていますが、これは遺伝的要因のみが原因とは言い切れません。
やはり、同じ食生活や生活習慣が少なからずとも影響していると言えるでしょう。
ですので、同じ親族であっても意識して生活習慣を見直し環境的要因をなくすことで、高血圧を防げる可能性があるのです。

高血圧を招きやすい環境的要因
①塩分の過剰摂取
②肥満
③運動不足
④ストレス
⑤喫煙
⑥過度の飲酒
⑦加齢

遺伝的要因のある人は、環境因子が重ならないよう意識して生活習慣を送ることが大切なのです。